[タイ] “ほほえみの国”のご利益アイテム①
【堀大河】世界!不思議探訪記
いまだ世に知られていない「宝具」を求めて訪ねたあまたの国々。そこで見て、聞いて、体験した出来事をつづる、スピリチュアルな探訪記です。
タイで一番のスピリチュアル・アイテム
タイで一番のスピリチュアル・アイテムは何かと聞かれたら、私は仏像と神像を挙げます。
「それってお土産品で露店とかで売ってるやつ?」と思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
バンコクの中心街を「バムルンルアン」という通りが走っています。ガイドブックにも紹介されているので、ご存じの方も多いかもしれません。
この通りには約600メートルにわたって仏具屋さんが建ち並んでいます。
じつはこの通り以外にも仏具屋さんが集中しているところがあります。観光地として有名な寺院、ワット・ラーチャナッダラームウィハーンの境内の一角です。
どちらにも観光客はほとんどいません。いるのは地元の人やお坊さん。どの店にも金色に輝くお釈迦様の像が所せましと並べられています。
仏像だけではありません。仏像を祀る壇や舎利塔、舎利容器、お坊さんにタンブン(布施)するための「タンブンセット」や法衣などさまざまな種類の仏具が売られています。
そんな中でいつも私の目を引くのが高僧の像とヒンドゥーの神々の像です。
開眼供養してもらうことでご利益を発揮?
高僧の像はとてもリアルに作られています。髪の毛も一本一本植えられており、まるで生きているかのようです。
前にもお話ししたように、タイのお坊さんは「出家できない在家(一般庶民)に替わって修行してくれている」方々です。なかでも特に徳の高いお坊さんは、悟りを開いた「アラハット」として崇拝の対象になります。
リアルな高僧像はそうした実在したアラハットの姿を写しており、仏像そのものなのです。ちなみにアラハットは日本では「阿羅漢」という字が当てられます。
もうひとつはヒンドゥーの神々の像。街角の小祠に祀られている四面八臂のブラフマーはもちろん、ガネーシャ、ラクシュミー、ハヌマーンなどさまざまな種類の像が売られています。
なかには高僧の像のようにリアルに作られたヒンドゥーの聖者の像もあります。
さて、こうした像はそれだけでは単なるフィギュアです。お坊さんやバラモンに開眼供養してもらって、初めてスピリチュアル・アイテムになります。
ただし、開眼してもらったら、日々の「お勤め」が必要です。ぞんざいに扱うのはご法度。毎日、真心をもって扱えば、必ずご利益をもたらしてくれと信じられています。
ちなみにお勤めにもってこいのアイテムがあるのですが、それについては機会のあるとき、お話しします。
じつはこれまで、私は開眼供養してもらった仏像や神像をタイでたくさん入手しました。そのほとんどはテサウルスを通して、有縁の人たちにお譲りしました。今、手もとにあるのは写真の3体だけです。
ご利益があるかって?
大切に扱っているのは、それなりの理由があるからです。その先はご想像にお任せします。
さて、次回は、タイでとても有名なスピリチュアル・アイテムいついてお話しします。
ただ、ちょっとエグいものについても触れるので、お読みの際はお気を付けください。
2025年09月06日







