世界!不思議探訪記

[タイ] 日本人が知らないスピリチュアル事情①

【堀大河】世界!不思議探訪記
いまだ世に知られていない「宝具」を求めて訪ねたあまたの国々。そこで見て、聞いて、体験した出来事をつづる、スピリチュアルな探訪記です。

お釈迦様直伝の教えを奉じる国

皆さんご存じの通り、タイは「仏教の国」です。国民の95%が熱心な仏教徒だといわれます。ただし、同じ仏教でも、日本のそれとは多少違います。
日本の仏教は「大乗仏教」と呼ばれ、中国や朝鮮半島を経由して伝わってきました。経典などはすべて中国で翻訳されたため、漢字で記されています。その漢字を通して教えを受け入れたので、「漢仏教」とか「漢字仏教」などとも呼ばれます。

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↑チャオプラヤー河のほとりに威容を誇る、バンコクのワット・アルン。

一方、タイの仏教は「上座(じょうざ)仏教」あるいは「テーラワーダ仏教」と呼ばれます。スリランカを本拠に活動した上座部を名乗る一派、正確にはその中の「分別説部」(ふんべつせつぶ)という一派が13世紀にタイへ伝わりました。
タイだけでなく、ミャンマーやカンボジアなど東南アジア一帯の仏教はすべてこの上座仏教です。でも、ベトナムだけは中国文化の影響を受け、大乗仏教を信仰しています。

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↑タイで入手したパーリ語の経典(ⓒTaiga)

上座仏教の経典などは、パーリ語というインド起源の古い原語で記されています。ですので、お釈迦様の言説に近い古い経典を伝えているといわれます。
拝む対象もお釈迦様だけで、日本のように阿弥陀とか地蔵、観音といった尊格は拝みません。
また、修行方法もお釈迦様の時代の伝統を踏襲しているとされます。お坊さんは国民から非常に尊ばれ、男性は一生に一度は出家するのが、大切な慣習になっています。

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↑勤行をするタイのお坊さんたち。

お坊さんが尊ばれる「本当の理由」とは?

タイでお坊さんが尊ばれる理由は、「出家できない在家(一般庶民)に替わって修行してくれている」からだとされます。だから、お坊さんに「タンブン」(布施)をすることで、功徳を積めると人々は信じています。

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↑お坊さんにタンブン(布施)をするタイの人たち。

しかし、お坊さんが尊ばれる“本当の理由”は必ずしもそうではありません。日本ではあまり知られていないと思いますが、お坊さんの持つスピリチュアルな能力にあるのです。
ひとつは呪力。商売繁盛や子孫繁栄はもちろん、魔除けやストーカー除けなど、現代の生活でのあらゆる悩み事を即座に解決してくる能力が高いほど尊ばれます。

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↑瞑想するお坊さん。

次に占いの能力。じつは私は国王も占断するという、あるお坊さんに会い、占ってもらったことがあります。この方がいるお寺は観光地として名高い、バンコクのとある名刹です。
その方は私を見るなり、そのときに抱えている悩みをすべて言い当てました。その原因を過去世の因縁から説き起こし、悩みを解決しないでいると、どんな未来が待ち受けているかも占ってくれました。

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↑祈祷するお坊さんたち。

悩みの原因が過去世にあるかどうかは、私にはわかりません。とはいえ、悩みの内容を具体的に指摘されたこと、それによって現実に起こっているさまざまな問題を比較的正確に言い当てられたことには正直、驚きました。
これは単なる占いではなく、この方が持っている、ある種の超能力に由来するのかもしれません。
でも、タイにはお坊さん以外に、スピリチュアルな能力を兼ね備えた存在がいます。
次回はその人たちについてお話ししましょう。

2025年05月27日

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